動脈硬化とは?
動脈硬化とはとは、血管の内壁にコレステロールやカルシウムなどが沈着して、血管が硬くなり、血流が悪くなる病気です。動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞などの重大な合併症を引き起こす可能性があります。
動脈硬化とはの検査
動脈硬化の進行度やリスクを測定する検査には、以下のようなものがあります。
– CAVI(Cardio-Ankle Vascular Index)検査:腕と足首の血圧と脈波を測定して、血管の硬さを数値で表す検査です。CAVIが9以上だと動脈硬化が進んでいると判断されます。
– ABI(Ankle-Brachial Index)検査:上腕と足首の血圧の比を測定して、足の動脈の詰まり具合を調べる検査です。ABIが0.9未満だと下肢動脈閉塞性疾患(PAD)の可能性が高くなります。
– 頸動脈エコー検査:首に超音波を当てて、頸動脈の状態を画像化する検査です。頸動脈にプラーク(コレステロールなどの塊)があるかどうかや、その大きさや形などを確認できます。
– 眼底検査:目の網膜にある血管を観察する検査です。網膜の血管が白く光っている場合は、動脈硬化が進行している可能性があります。
まとめ
何らかの症状がある場合には、上記の検査が施行されます。症状がない場合、健康診断や人間ドックで受けることができます。また、高血圧や高コレステロールなどの危険因子を持っている人や、運動不足や喫煙などの不健康な生活習慣をしている人は、医師に相談して定期的に受けることが望ましいです。