ワーファリンによる抗凝固療法は、血液の凝固を防ぐことで、血栓の形成や拡大を予防する治療法です。
ワーファリンには出血の副作用の予防法
以下の注意点を守る必要があります。
ワーファリンの服用量は、定期的に血液検査を行って調整されます。医師の指示に従って、決められた時間と量で服用してください。自分で服用量を増減したり、飲み忘れたりしないでください。
ワーファリンは、他の薬や食品と相互作用する可能性があります。特に、ビタミンKを多く含む食品(例えば、納豆、ほうれん草、ブロッコリー、キャベツなど)は、ワーファリンの効果を弱めることがあります。一方、グレープフルーツやクランベリーなどの果物は、ワーファリンの効果を強めることがあります。これらの食品を摂る場合は、量や頻度を変えないようにしてください。かぜ薬や貼り薬でワーファリンが効果が強まり、出血しやすくなることもあります。
ワーファリンを服用している間は、出血しやすくなりますので、歯磨きや剃刀などで傷つけないように注意してください。また、スポーツや趣味などでけがをしないように気をつけてください。出血が起きた場合は、すぐに止血し、医師に連絡してください。
ワーファリンによる抗凝固療法は、適切に管理されれば、効果的で安全な治療法です。医師とよく相談しながら、自己管理に努めてください。
以下のような出血があった場合は、専門医の助言を早めに受けてください
鼻血や口内出血が止まらない場合
黒い便や赤い便が出る場合
血尿や血痰が出る場合頭痛やめまいがひどい場合
視力障害や意識障害がある場合