花粉症の主な症状は,鼻症状(くしゃみ,水性鼻漏,鼻閉,鼻瘙痒感など)および眼症状(眼瘙痒感,異物感,眼脂など)です。
花粉症自体は致命的ではありませんが、日常の生産性を非常に落とすものと考えて、治療にあたっております。
現在では、花粉症に対して有効な内服薬が使用可能になっており、症状の軽減に役立っています。しかしながら効果不十分な場合があることや、内服による眠気などの副作用がある方がいらっしゃいました。そのためアレルギー性結膜炎に伴う眼症状には、点眼薬を併用し、鼻閉感については、点鼻薬を追加処方していました。
点眼薬や点鼻薬は、効果が強い半面、使いにくいと感じる方もいました。
特に点眼薬は「使いづらい」「うまく目に入らない」という方がいました。特に女性で化粧などに影響することもあったようです。
2024年から点眼せずに目の局所症状を改善する薬が使用可能となっています。「アレジオン眼瞼クリーム」は、点眼するのではなく、一日1回上瞼、下瞼の皮膚に塗るだけで、目のかゆみが少なくなる効果があるようです。
花粉症によるかゆみでお困りな際には、医師にご相談ください。